2019年7月3日
千葉東・多古町高齢者大学ゆうゆう塾が妙光寺参拝
【千葉東】7月3日、多古町高齢者大学ゆうゆう塾「令和学級」一行30名が多古町の歴史と文化財訪ね歩きと称して妙光寺(冨永観瑞住職)を訪れた。 妙光寺には「おひげのお祖師さま」「千葉県指定文化財 妙見大菩薩尊像」「町指定文化財 鰐口」が安置されており、先ずは住職導師にて御開帳の儀が執り行われ、参加者一同読経焼香唱題の後、尊像や妙光寺の歴史と共に多古の歴史を話された。両尊像は700年以上も多古の地で守られた仏像であり、お題目の信仰の中心地として守り伝え続けられてきた。
多古の地は鎌倉時代に千葉氏の本領地であり千葉氏より日祐上人が出られ中山第三世に就任され多古の地は日蓮宗の布教拠点となった。江戸時代には葵門の松平(久松家)が治められ、常に政治文化の中心地であった。
この背景には多古の地が自然災害も少なく気候温暖で安穏な地なるが故にお米をはじめ食べ物が豊であり、常に生活にゆとりがあったお陰ではないかと話され、郷土史を学ぶ事から多古の地の素晴らしさを感じる事が出来、今を生きる人々に感謝の心が育ち、次世代に感謝の姿を見せ続ける事が、令和の時代の次世代に送るメッセージではないかと伝えられていた。