全国の通信記事
2019年6月29日号
千葉西 檀信徒協議会総会
【千葉西】千葉県西部宗務所(山本隆真所長)では六月二十九日(土)、茂原市・本山藻原寺(持田日勇貫首)において檀信徒協議会(今井靖夫会長、市原市・長妙寺檀徒)総会が開催され管内寺院、檀信徒代表者百二十九名が参加した。
始めに、大堂にて持田貫首を導師に檀信徒協議会会員物故者をご供養するご回向並びに平和祈願法要が営まれた。
法要後、常任布教師の塚本智秀師(静岡県富士宮市・円恵寺住職)による「いのちに合掌」と題した高座説教形式の講演研修が行われた。塚本師は「御題目を持つことの必要性と、檀信徒研修道場を通じて信仰の先達となること」を参加者に勧めた。
研修後、今井会長議長のもと、平成三十年度事業及び決算報告、平成三十一年(令和元年)度事業計画案及び予算案が承認された。
また、本年計画されている身延山団参や七面山団参、檀信徒研修道場への参加の呼び掛け。日蓮宗新聞社からは新聞購読のお願い、青年会からは「第三十八回少年少女夏季修養道場」への協力御礼等が伝えられた。
2019年6月28日号
京都1 近畿教区檀信徒協議会総会
【京都1】6月28日(金)京都府第一部宗務所3階にて、平成31年度・令和元年度近畿教区檀信徒協議会総会が開催された。
まず、橋本一妙近畿教区長導師にて法味言上を行い、近畿檀信協会長有賀一夫氏と近畿教区副教区長佐橋龍岳上人(滋賀県領善寺住職)より挨拶があった。その後、近畿地区12管区の各委員より、自己紹介と各管区の現況報告が行われ、各管区の現在までの取り組んでおられる状況が発表されました。滋賀管区では県内の日蓮宗寺院マップを製作し巡拝ガイドとして配布している取り組みや、他管区では日蓮宗新聞の拡売に力を入れておられる管区もございました。
そして平成30年度活動報告、決算報告、監査報告がされ、令和元年度活動計画書、予算案の承認を得て、事務局堀田泰盛上人より発表された。最後に全国檀信協副会長大阪市管区の武田家治氏より、去る6月6日に池上本門寺に於いて開催された全国檀信徒協議会総会についての報告があった。
本年は各宗務所長の改選があった為、例年本山で行われていた総会が宗務所3階にて開催されたが、各管区の委員が現況報告の際に、宗門に対する忌憚のない意見が多数発表され、今年度からの課題として参加者に伝わった総会であった。
京都1 定例輪講 ~樹木葬の現状と展望~
【京都1】6月28日、京都市上京区本昌寺(児玉真人住職)で、京都一部布教師会主催の「定例輪講~樹木葬の現状と展望~」が開催された。
実際に樹木葬をお寺で取り入れている児玉真人師(本昌寺住職)と小田和幸師(本瑞寺住職)から、始めた経緯や現状が述べられた。お墓を持たない方に樹木葬が一定の受け皿として役割を担っている現状がある一方で、お墓を持っていてもご先祖と一緒に入るのに抵抗のある方など申し込まれる方の様々な事例が挙げられた。
次に、本昌寺の樹木葬をプロデュースされた伊藤照男師(株式会社アンカレッジ)が講義した。1999年に始まり2012年に認知度がメディアによって上がったことなど樹木葬の歴史を切り口に、お墓を求める方の約3割がなぜ樹木葬を求められるのかを詳しく且つ分かり易く述べられた。
伊藤師が「見た目は重要」と語るように、樹木葬は一般のお墓や永代供養塔などに比べると見た目が良く、実際に見た目で樹木葬を選択する方もいる。寺院とお墓を求める信徒が『お墓に何を求めているのか』の相違が生じている現状。これからのお墓のあり方を考えるきっかけとなる講義であった。