オピニオン

2019年6月10日

心の隙間を広げよう

 以前、捨てる技術として「断捨離」が注目された。いまは「ときめき」がそれに代わるという(『人生がときめく片づけの魔法』近藤麻理恵著)。ときめくか否かで、捨てるかを決めるそうだ。アメリカまで活動が広がりを見せている。これなら優柔不断なコラム子でも実行できそうだ▼日本人の活躍は何にもまして喜ばしい。現代の日本人の精神的ルーツは縄文人より弥生人と考えられてきた。先日、現代人は縄文人の遺伝子を10%持っているという研究結果が発表された。また『「縄文」の新常識を知れば日本の謎が解ける』(関裕二著)によれば、一万年の間には狩猟の他に植物の栽培も行われ、漆まで使われており、文化的にも高い生活をしていた。その間、大挙して他の勢力が到来し、縄文人にとって代わって農耕生活が始められたのではなく、少人数で移り住んできた人たちと自然に融合し、進んで今までの暮らしに新しさが加えられ、生活様式が変化していったという▼異なるものが混じると緊張感を持つのが人間の性であるが、排除するのではなく、ワクワク感を以って受け入れ、それが優しさと喜びをもたらし、共生へと働いていったのであろう▼「喜びから生まれた夢は、人を優しくする」(NHK「なつぞら」)ならば、信仰の喜びからは、何にも勝る優しさが生まれてこよう。それには何物をも受け入れるすきまが必要だ。(汲)

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