日蓮宗新聞

2019年6月1日号

日蓮宗の全国スカウトたちが誕生寺に集う!

 日蓮宗スカウト連絡協議会と宗務院は5月4、5日に千葉県で日蓮聖人降誕八百年慶讃・第3回日蓮宗スカウトキャンポリー(キャンプ大会)を開催し、全国の小学生から高校生まで加盟6団体約180人のスカウトが参加した。初日には日蓮聖人降誕の聖地・鴨川市大本山誕生寺で開会式が執り行われ、スカウトが推奨する信仰を、参加の子どもたちが深めるとともに、思いやりを持ち、人のために役立つ行いをすることを誓った。
 開会式では松井大英伝道部長が、「左手が自分、右手が周りの人や仏さま。両手を合わせることでみんな一緒」と合掌を説明。法要で導師を務めた石川日命貫首は、人間の本当の姿は「良いことをして悪いことはしない」と伝えた。参拝を終えた参加スカウトは大多喜町妙嚴寺に移動し、キャンプファイアーや友情パーティーなど2日間のキャンプ活動を行った。
 日本全国のスカウト数は現在約6万人。会員数がピークとなった昭和58年の3分の1以下だ。スカウトの活動理念は「ちかいとおきて」からなり、「ちかい」で特徴なのは「仏と国に誠を尽くす」「他の人びとを助ける」「徳を養う」であり、「おきて」は誠実、友情、礼儀など8つからなる。実際に、今回の女性参加スカウト(中学3年)に話を聞くと「誰かが困っていたり、誰かが困るようなことはそのままにしておけない。自分から率先して行動する」と普段や学校での生活のなかにスカウト活動の精神が生きていることを教えてくれた。また「スカウト活動を高校生になっても続けたい」とも。
 日蓮宗でもかつてはスカウト活動が活発だったが、世の中の動きと同じく指導者や子どもの減少、それに反してのスカウト活動以外のサッカー、野球などのクラブの充実・増加から会員が減ってきた。野坂法行会長は「助け合いや奉仕をするスカウト活動は、日蓮聖人が目指された誰もが安穏に暮らせる社会そのもので、その精神を青少年に伝える極めて有効な手段」と述べ、今後、日蓮宗スカウト連絡協議会では、スカウト立ち上げや大人としての関わり方のノウハウを発信していきたいとしている。

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