2019年5月26日
三重 四日市市安楽寺で法灯継承式
【三重】令和元年5月26日、三重県四日市市の現當山安楽寺において、第6世西片寛慈上人の法灯継承式、ならびに一昨年の8月にご遷化された第5世西片元證上人の3回忌法要が行われ、僧侶檀信徒合わせて約90人が参列した。
5月にしては暑すぎるぐらいの快晴に恵まれ、午前10時より稚児行列が行われ、10時半より法灯継承式が行われた。
三重県宗務所長 高島行勝上人(三重県四日市市妙延寺住職)より辞令の伝達、安楽寺正干与 山口裕光上人(東京都台東区妙経寺住職)より払子の授与が行われた。
西片上人は奉告文で安楽寺の歴史に触れながら、先師先哲の意志を継ぎ新住職として一層精進する事を誓った。
次に西片上人の師父、西片元證上人の友人である身延山久遠寺共栄部長 浜島典彦上人(東京都荒川区修性院住職)より祝辞が述べられた。
同じ学寮、同じ管区で元證上人と共に過ごしてきた浜島上人は、多くの思い出を語り教学や研究に励んでいた元證上人を偲ばれた。そして、「師父のように立派になった寛慈上人が居れば安楽寺は安泰である、どうか支えてあげて欲しい」と励ましの言葉送られた。
結びに新住職、西片寛慈上人から祝辞が述べられた。西片上人は歴史の浅いお寺であるからこそ、開山上人である近代の名僧 本多日生猊下や開期檀越の意志や素晴らしさを色濃く受け継いでいる。そういったものを大切にしながらも宗門やお寺の為に尽力したいと力強く語った。