オピニオン
2019年5月20日
龍口法難七五〇年に
令和2年9月12日、日蓮聖人四大法難の1つ、龍口法難750年のご正当聖日をお迎えします。西方極楽浄土への往生を願い、幕府をあげて念仏信仰が盛んであった鎌倉時代。日蓮聖人は「この世こそ浄土にすべき!」という信念のもと、み仏の使いとしてお題目布教に邁進されました。ところが幕府の反感を買い、当時の処刑場「龍ノ口」へ。奇跡的にも一命を取り留めたその場所には、本山龍口寺が建っています。
去る4月7日、「消難龍ノ口」をキャッチフレーズに、第5回龍口テラスが開催され、「唱題行体験」・「法話とヨガの会」・「消難お札写経」など、さまざまなコンテンツに多くの人が訪れました。宗門運動「立正安国・お題目結縁運動」も結実期間となりました。結縁とは下種結縁。あらゆる機会を通して、仏になる種を植え、成仏という花を咲かせ、大きな実を結ばせていきたいものです。
(神奈川県2部布教師会長・瀧川真弘)