2019年5月19日
神奈川2「心のやすらぎ落語会」
【神奈川2】鎌倉市薬王寺(大埜慈誠住職)で、当山の第七二七回開山会にあわせて「心のやすらぎ落語会」が開催され、全国各地・世界各地の災害物故者追悼法要に続いて、立川流真打「立川らく次」師匠の落語が披露された。
古来から「お寺が開かれた記念日」として奉行されてきた開山会を、「民衆に開かれたお寺の日」にしようと、十五年前から毎年音楽を中心に「心のやすらぎコンサート」を開催してきた。今年は令和最初の開山会として「お寺は笑顔になるところ」という中興開山第五十一世・大埜茲稔上人の願いを知ってもらおうと落語会となった。
大埜住職は、「お寺は、悩みや苦悩を持っていつでも駆け込み、帰りは笑顔で帰れる憩いの場であると、茲稔上人は常々仰っていました。今日の笑いを力にして、明日からも元気に人生を歩んでほしい」と挨拶した。
立川らく次師匠は、「片棒」という有名な古典落語を披露し、冒頭から八十三名の参加者の笑いが絶えなかった。即興で参加者の似顔絵も披露され大盛況となった。
大埜住職は取材に対し、「皆さんが笑顔になれる企画、それがどこかで苦しんでいらっしゃる方々の助けになる企画を今後も続けていきたい」と今後の抱負を語った。