2019年5月12日
大阪和泉 妙見まつり法要とコンサート
【大阪和泉】5月12日、大阪府河内長野市の妙長寺(吉村常妙住職)で妙見まつり法要とコンサートが開催された。コンサート「糸竹の共演~伝統の魅力を此処に…~」では坂崎守寛(民謡)・菊駒美津江(お琴)・外囿和子(三味線)・藤岡仁円(尺八)・藤岡秀明(尺八)が出演。「六段の調」「千早の山唄」「淀川三十石船舟唄」「河内おとこ節」等が披露され、満堂の参拝者は伝統音楽の「ほんまもん」の音色と唄声に酔いしれた。法要では全員で「一切の生きとし生けるものが幸福でありますように」という祈りの言葉を唱和し、和泉管内修法師による力強いご祈祷の後には餅まきやじゃんけん大会が行なわれ、堂内には笑顔が溢れた。当日に授与された「ご朱印うちわ」などの売り上げは全て「おてらおやつクラブ」の活動支援金として寄付される。イベントを企画した吉村彰史副住職は「文化講座の一環としてわが国の伝統音楽に触れる機会を設け広く地域に呼びかけました。戦後の貧しい中、当地で法華経を弘通した開山・吉村龍泉上人の慈しみの心を受け継ぎ、祈り・学び・社会貢献を通して檀信徒や地域の皆様と共に令和の御代を力強く歩んでいきたい」と述べた。