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2019年5月5日
石川1 金沢市妙國寺で千部大法要
【石川1】5月5日、6日で日向山妙國寺にて千部大法要が厳修された。
両日とも、30人近くの僧侶が一部経を力強く読誦して、檀信徒と共にお題目を唱えた。
この千部大法要は、今から260年余り前、宝暦9(1759)年に起こった大火の後、講中が設立されて始まった。明和3(1766)年より卯辰寺院群の中から5ヵ寺が、輪番にて千部大法要を始め現在まで受け継ぎ守ってきた。寺町寺院群でも同様に行われるため、石川1部では春に2回の千部大法要が営まれる。
また、今回は同県羽咋市在住である濱由佳さん作「現代創作佛画」の展示会も本堂にて行われた。お釈迦様や日蓮聖人、弥勒菩薩など8点の仏画が並んだ。
現在、若者をはじめとする人が、仏教離れや寺離れをする中、現代の若者の感性を通して製作された作品を展示することによって、少しでもお寺への関心を持ってもらえれば幸いと住職は語った。