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2019年4月28日号
岡山・日蓮聖人御降誕八百年記念岡山県北津山大会
【岡山】去る四月二十八日(日)、平成最後の立教開宗御聖日を迎え、津山市新魚町に位置する「音楽文化ホール ベルフォーレ津山」に於いて、日蓮聖人御降誕八百年記念岡山県北津山大会が行われ、津山・作東・作西組寺十九ヶ寺の、教師・檀信徒・稚児等、約七百名が参加した。
午後一時の開会に伴い、(岡山市太然寺)大野玄秀宗務所所長が「新時代の幕開けを迎え、皆で日蓮聖人御降誕八百年をお祝いしましょう」と挨拶した。
次に、(立川談志流一門)立川志遊師匠により、日蓮聖人御一代記の中から龍口法難の語り、「替わり目」という演目での落語が行われた。
休憩の後、日蓮宗専任布教師(赤磐市蓮現寺)堀江宏文師による、自我偈解説の法話と唱題行が行われた。
続いて、(苫田郡無量寺)森部淳行大会会長御導師のもと、県内外女性教師による慶讃法要が行われた。
式中、四十名を超える稚児の行列・「日蓮さま」の合唱、(津山市蓮光寺)石川正之組織委員長修法導師のもと御祈祷が行われた。
最後に、(美作市隨縁寺)森本正洋大会副会長が、「良き縁に触れて頂いた本日の想いを胸に日々精進してまいりましょう」と挨拶し、閉会を迎えた。
閉会後、修法師により参加者一人一人に撰経が当てられ、帰路についた。
ある参加者は、「このような大会に参加出来たこと、とても嬉しく思います。改めて信仰の素晴らしさを実感しました。日蓮宗信徒として、これからも日々精進していきたいです」と語っていた。
和歌山 宗務所が立教開宗会
【和歌山】四月二十八日、和歌山市養珠寺(村田龍学住職)で「立教開宗会」(和歌山県宗務所・和歌山県檀信徒協議会主催)が厳修され、管内僧侶・檀信徒合わせて約百人が参列した。見矢龍順宗務所長を導師とする法要に先立っては、寺庭婦人を中心とした有志による和讃が奉納された。
法要後に身延山布教師の塚本智秀師(静岡県円恵寺住職)により、宗祖立教開宗までのクリ弁による高座説教がなされた。普段、高座説教を聴聞する機会が少ない檀信徒にとってもとてもわかりやすく、自分が鎌倉時代にタイムスリップし、あたかも日蓮聖人が目の前にいらっしゃるようだったという感想が聞かれた。
また大会中、田中恵紳師(第二十八区選出宗会議員・日蓮宗総務部長・蓮心寺住職)、見矢所長・村田師(宗務副長、和歌山県布教師会長)、内芝武氏(和歌山県檀信徒協議会会長)からは挨拶の中で一貫した不軽品二十四字のこころと、立教開宗のお祝いと、宗祖降誕八00年に向けた僧俗一丸となった弘宣を誓い、参加者は各々の信行を深めた。
2019年4月27日号
青森 教師大会・立教開宗会
【青森】宗務所(秋田堯瑛所長)は4月27日、八戸市・八戸パークホテルに於いて教師大会が開催された。年度報告の後の研修会では、常任布教師の田端義宏師(鰺ヶ沢町永昌寺住職)が「平成31年度布教方針『合掌』について」と題し、明年6月に迫った降誕八〇〇年慶讃東北教区大会の開催に向けての心構えも踏まえて講演した。
翌28日は、八戸市妙現寺(秋田堯瑛住職)に於いて、午前11時より日蓮聖人立教開宗会法要を営み、僧侶・檀信徒三百余名が参列した。法要に先立ち、今年度より布教師会会長に選任された工藤裕雅師(弘前市本迹院住職)が青森県南部地方と身延山のご縁について法話を行った。おいらせ町唯円寺檀家の堀内トサ子さんは「内野法主猊下も南部家にゆかりがあると聞き大変驚いた。ぜひ詳しいお話を伺いたい」として、法要後に工藤師に様々なことを質問していた。