2019年4月15日
千葉東 多古妙光寺千部会花祭
【千葉東】多古音頭にも「はぁー春は千部の会式」と唄われる千部会が「おひげのお祖師さま」多古町多古妙光寺(冨永観瑞住職)に於いて4月3日に開催された。今年も修法師会(井村大應会長)会員25名と近隣寺院が出仕し、多くの檀信徒が参列された。
また、隔年で催される花祭り稚児行列も行われた。13名の稚児と保護者が参加し、妙光寺信行会の皆様と多古町役場から妙光寺まで多古の町中を白象の山車を引いて唱題行脚し、妙光寺境内にて記念写真撮影の後、本堂にて「花祭
り稚児法要」が執り行われた。20名以上の修法師に取り囲まれて御祈祷を受けた稚児や保護者は初めての経験に神妙な面持ちであった。唱題行脚の稚児行列は町内の多くの人が目を向け、稚児には檀信徒の子供だけでなく一般募集での参加もあり、未信徒布教の良い機会になっていた。
千部会大法要は午前の部と午後の部の二座行われ、多数の出仕者と檀信徒の力強い読経唱題の声が祖師堂に響き渡った。
さらに、昼からは本堂前に設置された特設舞台にて地元出身の歌手や日本舞踊、また福引き大会などが行われ、檀信徒のみならず一般参加者も笑顔があふれていた。
本年は稚児行列から千部会まで、日蓮宗新聞社のマスコットキャラクター「こぞうくん」や多古町のイメージキャラクター「ふっくらたまこ」さんも共に加わり、お祭りに花を添えていた。
伝統行事を開催し続けることは、寺と縁のある者の安心ばかりでなく、次世代や未信徒がお寺に目を向けていただくきっかけとなり、開かれた寺づくりは社会貢献にも役立っていると思われる。