日蓮宗新聞

2019年3月20日号

檀信徒青年リーダー研修開く

リーダー研修住職を補佐して寺院の諸活動をサポートする人材育成を目的に、檀信徒青年リーダー研修が2月23、24日、東京都大田区の日蓮宗宗務院で開催された。菩提寺を地域の人たちのオアシスにし、どんな人同士でも合掌しあえる場所にする方法を、20歳の最年少参加者含む29人が模索した。

初日は木田隆正師が、万灯講についての体験型講義を行った。まず木田師自坊の万灯講の協力で、万灯の組み立てから見学。大勢の人たちが講中に関わって運営されていることを説明した後、「八木節」のお囃子に合わせてうちわ太鼓を叩く実践を行った。木田師は万灯まで用意するのは難しいとしながらも、「万灯講は、参加する人とうちわ太鼓さえあれば始められる。1人暮らしや寂しいと思っている人も参加できるため、私は1人じゃないと思ってもらえる場所にもなる」と説いた。島根県から参加した男性は「万灯の飾り付けなど地域の子どもたちが目を輝かせながら手伝う姿が目に浮かぶ。ぜひ万灯講をやってみたい」と意欲的な姿勢を見せた。

2日目は第2講として池上幸保全国日蓮宗檀信徒協議会会長などを交えて「意見交換会 リーダーの役割とは?」を行った。まずはじめに池上会長が、それぞれの菩提寺でできることを考える上でのヒントを具体例を挙げて提示した。続いて高知県から参加した瀨戸千可さん美文さん姉妹と母親の麻利さんが昨年度の同研修に参加したことがきっかけで作成したチラシ「平成30年度高知県日蓮宗のお寺の行事表」について報告を行った。このチラシは菩提寺の行事を知らせることにとどまらず、近隣の日蓮宗寺院の同様の行事予定などを盛り込んだもの。仕事の都合で菩提寺のお会式に参列できなかったことから、同じ日蓮宗の寺院のお会式に参列することができないか模索するなかで、できあがったチラシで、これを見て菩提寺以外のお会式に参列した人もいたという。各寺院の行事参加者が固定化しつつある現状に、小さいながら一石を投じることとなった。
また法座形式でフリートークが行われ、それぞれが菩提寺における自身の取り組みと問題点を話し合った。

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