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2019年3月6日

山梨3 女性信徒研修

山三190322 (1)hp【山梨3】3月6日、南アルプス市上市之瀬、高峰山 妙了寺(佐野顗誓住職)を会場に第三部檀信徒協議会(石川俊幸会長)主催、山梨県第三部宗務所後援(岡本正富所長)『平成30年度・女性信徒研修』が開催された。
管内の女性信徒を対象に行われるこの行事は、今年度で10回目となり、今年は管内以外からも口コミで参加の希望があり約一三〇名の参加者が集まった。
初めに開催にあたり檀信徒協議会会長の石川俊幸会長は「でんでんむしの悲しみ」という童話の中の法華経観を感じ、「私達も沢山の苦しみや悲しみを持ちながら生きているが、お釈迦さまはそんな私達衆生の救済の為に法華経を与えてくれた。しかし法華経は難信難解の為、日蓮聖人はお題目に与えてくれた。このお題目を唱えていくことによって法華経を理解していくことが出来る。このお題目は1人よりも10人、10人よりも100人、100人よりも1000人で唱えることの方が効果は大きい。日蓮宗ではお題目を弘める運動を展開しております。ぜひ皆様方の1人1人の力によってお題目を弘めていって頂きたい。今日の女性信徒研修会で法話を聞いて有意義な時間を過ごし、共に楽しみたいと思います。」と挨拶があり、法話へと続く会場を温めた。
研修では、山梨県南部町の本郷寺住職・身延山久遠寺庶務部長、小澤惠修師より『信仰と女性』と題した法話が行われ、「仏の顔も三度まで自分も本当の意味を知ったのはつい最近の事だ。是は法華経ではなく維摩経に説かれているものですが、道を誤った人を導く上で一番初めに口を出す時、人間には多少の怒りの心をどこかで持っている。2回目に口を出す時は、迷いを抱きながら投げかけ、この人は本当に変わってくれるだろうかと思っている。そして3回目は何度言っても聞いてくれないと悲しみの心を持つ。この悲しみとは何なのか?御経の中に説かれていますが、悲しみとは祈りの事。3回諭したら後は祈りなさいと書いている。これが4・5回と数を重ねていくと、お互いに次は恨みの心に変わってしまう。ですから3回目以降はただその人の心を悲しみ祈りなさい。仏の顔も三度までとは決して3回目以降は許さないという事ではない。ですから大聖人が『大慈大悲』と使うのは、法華経に帰依しなさいよという大きな祈りを込めての意味なのだ。」と話し、続けて「ここに居る皆さん実は既に仏です。性格など色々違うが全て仏です。だからお互いの心を祈り合わなければいけない。お釈迦様は法華経というのは全ての人(一切衆生)を救う教えが説かれた御経である。ですから法華経を説いて以降お釈迦さまはずっと私達の事を祈っている。まさしく先ほど話した仏の顔も3度までとはこのことです。
大聖人は諸経の女人成仏は有名無実の成仏往生であり、法華経を離れて成仏を願う事は出来ない。法華経第十二の提婆品には龍女成仏が説かれており、龍女の成仏は龍女一人の成仏が説かれているわけではなく、すべての女性の成仏を示し、道をふみあけたものである。お釈迦さまの願心は、生かされている自分に気付き、他を生かす事である。これがお釈迦様の究極の目的である為沢山の教えが説かれ、最後に法華経の中で一切衆生の成仏が可能だとお説きになられた。」と述べ約1時30間の法話を締めた。
小澤師の法話は今回で3回目となったが、今回も終始笑い声が絶えず、檀信徒は熱心に聞き入っていた。参加者の中には「今年も来てよかった。楽しかった。来年も是非参加したい」という方々も多く、今回の女性信徒研修も大盛況のうちに幕を閉じた。

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新年のご挨拶。

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