2019年2月24日
山梨3 杉町智元師帰山式
【山梨3】2月24日、南アルプス市飯野 福王寺において、福王寺住職 杉町智元上人の大荒行堂第参行成満奉告式がとりおこなわれた。穏やかながら凛とした空気の中、僅かに流れる風が境内に飾られた幣束を揺らしていた。
午後1時。杉町智元上人を含めた成満僧7人と、杉町上人の帰りを待ちわびていた檀信徒と共に行列が出発し、お題目と団扇太鼓を鳴り響かせて福王寺へと進んでいった。入行以前とは大きく変わった風貌と声に、檀信徒は感激し合唱してお出迎えをした。本堂前において法味言上の後、水行式を行った。
午後二時、福王寺本堂において帰山奉告式の法要が開式し、管内寺院各聖と檀信徒の僧俗合わせ約120名が参列した。始めに、大黒相伝の許證授与が行われ、御宝前にて無事参行成満し帰山できたことへの謝意と精進の誓いを奉告した。後、岡本宗務所長、安藤修法師会長より今後益々の活躍を願う祝辞が述べられた。謝辞に於いて杉町智元上人は「この度、檀信徒の皆様方がこころよく送り出して下さり、行中お寺を守って下さった御陰で、無事成満する事ができました。心より感謝申し上げます。今後は大黒相承の如意宝珠を皆様方にお授けできるように精進してまいります。」と溢れる涙を流しながら謝辞を述べた。
最後に大衆法楽加持と福まきを行い、檀信徒は沢山の功徳を頂いた。