2019年2月23日
北海道西 木村寛朋師国祷会
【北海道西】登別市法華寺(木村寛朋住職)で本年度加行所副伝師の任務を完遂された木村師の国祷会が営まれ檀信徒380名が参列した。
二月二十三日、立春余寒の境内で檀信徒を問わず多くの人が見守る中、木村師と行僧6名は水行式に臨み、力強く唱える水行肝文が朗々と山内外に響き渡った。国祷会では、地域守護の諸仏・諸天善神の勧請もされ、報恩感謝の読経、力強い修法が行われた。
平成時代に開設された加行所では最年少で副伝師を拝命し、その重責を果たされた木村寛朋師は、伝師部各聖の指導の中で任務の円成であったことを奉告、諸仏諸天の守護と檀信徒の理解に感謝を述べていた。また観心本尊抄の「不軽菩薩は所見の人において仏身を見る」の一節を拝読し、「いのちに合掌を根幹とした安穏なる社会づくり、人づくり」を誓い、立正安国祖願達成を祈念した。来賓には元副伝師の宗会議員佐藤光則師、若松宏泉師、古田智康師、道内外の修法先達が参列、代表して泉水慎道師が感賞状を伝達し祝意と慰労の言葉を述べた。木村師は「『初心を忘れるべからず』と常に謙虚な師匠の言葉を忘れず皆様と共に真剣にお題目を唱えて真の幸せを求めて生きたい」と謝辞を述べ閉式した。