2019年2月17日
広島 根師哲朗師帰山式
【広島】2月17日、第五行成満根師哲朗師(福山市壽泉寺住職)の帰山奉告式が執り行われ僧侶檀信徒約150名が参列した。 当日は冷たい空気が張り詰めた中、お題目とともに出仕の行僧5名が壽泉寺に到着。境内に溢れんばかりの檀信徒が迎え、迫力のある水行式が行われた。またこの日の為に詩を書き練習を重ねた広島法華和讃会の「行僧歓迎和讃」が奉唱され、美しい歌声と息の合った太鼓の音色を響かせた。
大本山妙顕寺貫首及川日周猊下、本山國前寺貫首疋田日量猊下ご臨席のもと、本堂には行僧の力強い読経の声、木剣の妙音が響き渡った。広島管内でも四半世紀ぶり、福山市内においてはおよそ百年ぶりの五行成満を達成された根師住職の貴い姿に感極まつて目頭を熱くする檀信徒の姿も見られた。
のち、奉告文が朗々と読み上げられ、加行通算五百日、五行皆伝を壽泉寺の御宝前に奉告。さらに、修法師会長 細川海誓上人より五行成満の許證が授与され、傳師相承の修了証を渡部公悦宗務所長より、認証書を常國寺住職濱田壽教上人より授与され、松本恵行宗会議員からは、感謝状が授与された。最後に、根師住職は「初行入行してから二十四年。五行成満まで修行が出来たのは、支えてくださった方々のお陰です。」と感謝を述べられ、堂内には溢れんばかりの拍手が鳴り響いた。