2019年2月16日
福岡 水城顕法師帰山式
【福岡】二月十六日、筑紫野市本法寺(水城前辰住職)において、本年度加行所初行成満の水城顕法上人の、帰山奉告式が営まれた。法要には、九州より同じく本年成満した荒行僧四名が出仕した。
午前十時半より水城顕法上人を導師に水行が行われ、一心に水行を行う荒行僧の迫力ある姿に参列した檀信徒は自然と手を合わせ熱心に見入っていた。
そして十一時より本堂において帰山奉告式となった。
謝辞の中で水城顕法上人は「何度も挫けそうになりましたが、檀信徒の皆様の力添えがあったから、無事成満する事ができました」「このお寺は、師父が一代で建てたお寺です。このお寺の歴史を檀信徒の皆様と一緒に作っていけたらと思います」「このお寺で帰山式をするのは、師父が参行を出た三十年前になります。私が成満出来たのも、皆様の御支援であり、共に修行した四名の行僧上人のおかげです。本当にありがとうございました。今年の荒行堂は私にとって、色々な方からの恩恵を賜ったと思います。その恩に報いるべく、今後もしっかりと精進してまいります。」と、涙ながらに謝辞を述べた。
法要の最後に水城前辰住職は「本日こうして副住職が無事に帰ってきて、帰山奉告式ができ非常に有難いと思っております。これもひとえに全堂上人が、見守って頂いたおかげです。本当に有難う御座いました。これからは、二人でお寺を守り、繁栄させていきたいと思います」と謝辞を述べた。
法要後には特別祈祷が行われ、本日出仕した荒行僧による檀信徒を囲んでの力強い修法が執り行われた。