2019年2月11日
東京北 飛鳥暁乗師帰山式
【東京北】2月11日、第参行を成満した飛鳥暁乗上人の帰山奉告式が、御自坊である台東区池之端 大正寺(飛鳥亘央住職)で行われ、多数の僧侶檀信徒が参列した。朝から雪が降る厳しい寒さの気候であったこの日、行列では多数の檀信徒とともに行進し、太鼓の音とお題目が澄み渡った空気の中、響き渡っていた。その後、御宝前にて唱題三唱。写真撮影をした後に本年成満した6名行僧が水盤を囲み、水行式を行った。奉告式では大迫力の読経とご祈祷の声に堂内にいた檀信徒が身命に合掌していた。
来賓である肉倉堯雄宗務所長、豊田昌樹修法師会長よりそれぞれ、第参行御成満、初行僧の指導への謝辞や、管内、修法師会、さらには御自坊での大現者として修法布教など、今後益々の御活躍を願う御祝辞が述べられた。
また、正干与である本山報恩寺 御貫首 長瀬日優猊下より「檀信徒の皆様にはこれからも大正寺に足繁くお運び頂きご住職の亘央上人、並びに暁乗上人の感得する大黒相承祈祷のもと大正寺に安置されている大黒福寿尊天のその功徳を受け取ってほしい」と述べられた。
結びに飛鳥暁乗上人は、御祝辞と参列頂いた各聖に謝辞を述べ、「檀信徒の皆様、帰って参りました」と述べると沢山の拍手が鳴り響いた。続けて「今回の荒行は自分のなかで納得のいく大変満足のいく行ができました。そして、この行で溜めたものは檀信徒の皆様の力になるよう、皆様に頂いた恩をお返ししようと思っておりますので、これからも宜しくお願い致します」と溢れる涙を流しながら謝辞を述べた。