2019年2月8日
埼玉 檀信徒研修会
【埼玉】2月8日檀信徒協議会(伊藤光男会長)は、川越市本應寺(星 光喩住職)を会場に檀信徒研修会を開催。僧侶・檀信徒をあわせ約80人が参加した。
檀信徒協議会が主催している研修会で、今回は埼玉の観光地として知られる「小江戸川越」にある本應寺本堂を研修会場として「ヴァイオリンとチェロによる二重奏」と誕生寺布教部長・誕生寺慶讃布教師の鈴木宇海(勝浦市 常泉寺住職)上人の講演と二部構成となった。
研修を前に、三枝泰英埼玉県宗務所長を導師に法味言上が行われ、参加者への挨拶では「日蓮大聖人ご降誕800年に向けて更なる御信心をそしてお題目の結縁を深く結んで多くの方々に伝えていただきたい。また、今日は私も皆様と一緒に研修をさせていただきます」と話した。続いて、伊藤光男会長は「お寒い中多数の皆様のご出席ありがとうございます」と挨拶した。会場寺院の挨拶では、星 光喩住職が会議で不在のため光陽副住職が住職に代り挨拶と本應寺の縁起を話した。
研修では始めに「ヴァイオリンとチェロによる二重奏」ということで、主に東京・神奈川・千葉を中心に4人グループで活動しているが、今回はヴァイオリンの野崎りいなさんとチェロの奥平華子さんによるクラシック曲を中心とした演奏に、ヴァイオリンとチェロの楽器説明をおりまぜた弦楽二重奏の音色が本堂内に響き渡った。
演奏に続いて、鈴木宇海上人による「ご降誕800年に向かって~宗祖の報恩観に触れる~」をお題とした法話が行われ。鈴木上人が作られた資料が参加者に配られ、その資料を見ながらの法話の中で「皆様は、日蓮大聖人がどのようなお方かは大体ご存知かと思いますが、なかなか語られることの少ないお祖師様のご心情と報恩観、人間らしさを今一度皆様と確認していきたい」宗祖の故郷への思い、法華経を広める決意やご両親への思いを多くの御遺文の中から読み説き「お祖師様がお生まれになって800年という今この時代に、皆様がお祖師様からご縁をいただいて生まれてきた命があるのです。どうぞ皆様、お祖師様の息吹が感じられます小湊へ是非とも足をお運びください」と思いを込めながら切々と話した。引き続き、外岡信昭事務局長から次年度の研修会への案内。最後の挨拶に、馬場弘埼玉県檀信徒協議会副会長から「今日の研修が、音楽を聴いて芸術の完成を養い。鈴木上人のお話を聞いて意欲的に宗祖のいろいろなことを知って下さい」と話し研修会を終えた。