2018年12月4日
埼玉 沼田正順師の通夜式・本葬儀
【埼玉】川越市の妙昌寺(沼田洋順住職)において第三十二世沼田正順師の通夜式及び本葬儀が平成30年12月4日、5日に営まれ、僧侶檀信徒延べ1000人が参列した。法号は玄正院日修上人。妙昌寺では本年10月14日に法燈継承式を行ったばかりで、本当に急なご遷化であった。本葬儀では葬儀委員長である市川市法蓮寺住職渡邊照敏師が挨拶し「仕事が趣味の人でいつも何かしらの役職をやっていた。その分お疲れも多かったのかもしれない。住職を交代しのんびりした余生を送ると言っていたがそれから一ヶ月後の急なお別れとなり、人生は本当に無情なものと実感させられました。」と語り、正順師の急逝を悼んだ。最後に喪主である洋順住職が挨拶し「あと十年は住職をやると言っていた師父が今年になって急に法燈を譲ると言ったので驚きました。本当に急な遷化となり、なかなか現実として受け止められません。10月に盛大な法燈継承式を行いましたが、今となっては最後に多くの方々に師父の元気な姿をお目にかけられて良かったなと思っております。」と話し、参列者に感謝を述べた。沼田正順師は昭和59年妙昌寺住職に就任。埼玉県宗務所長、埼玉県声明師会長、日蓮宗綜合財団理事などを歴任。宗外では川越市仏教会会長や民生委員、川越市空手道連盟会長、川越市観光協会理事等多くの役職を勤めるなど地域社会にも多大なる貢献をされた。平成30年11月17日遷化。世寿80歳。