2018年11月16日
青森 田端義宏師の正力松太郎賞受賞祝賀会
【青森】第42回正力松太郎賞本賞を受賞した田端義宏師(鰺ヶ沢町永昌寺住職)の正力松太郎賞受賞祝賀会が11月16日、青森市ホテル青森に於いて、青森県宗務所(秋田堯瑛所長)主催で開催された。県内僧侶約50名が祝福した。
正力松太郎賞は公益財団法人全国青少年教化協議会より、青少幼年の育成活動に尽力し、社会の情操教育振興に努力した個人や団体に贈られる。
田端師は、2泊3日の共同生活を通して規律や礼儀作法を学ぶとともに、絆を強くし、感謝の心や忍耐力、仲間同士の助け合いや思いやりを育むことを目的とした「海辺のつどい」を昭和44年から開催。対象は小学校4年生から中学校3年生まで、企画運営は修了者である高校生や社会人が担い、社会に出てから自立するための資質を培う場としても機能している。36名で始めた第1回から数えて、現在までに延べ2000名以上、実人数700名以上が修了した。
田端師は「今まで何度も候補に挙がっていたそうだが、今回、50年の節目ということで受賞出来たのだと思う。『継続は力なり』ということを感じた。本日の出席者の中にも修了者がいるが、立派に成長してくれたことを嬉しく思う」と挨拶した。
祝宴では、第1期生である加藤知宏師(つがる市要心寺住職)をはじめ、多くの修了者がお祝いの言葉を述べた。中には「正座がきつかったが、その後のカレーライスはおいしかった」「私にとっては田端上人というよりも田端先生という印象が強い」などと様々な思い出話が披露され、終始和やかな雰囲気だった。