2018年11月3日
新潟北 護法統一信行会
【新潟北】新潟県北部宗務所は11月3日、護法統一信行会を開催。サブテーマを『佐渡島内の無住霊跡を巡る』とし、管内9か所の霊跡を参拝した。
総勢41名の参加を得て、午前8時30分に貸切バスで宗務所を出発。以降次の各霊跡を巡った。
日朗上人が日蓮聖人にご赦免状をお渡ししたと伝わる「日朗坂」。佐渡最初の篤信者阿仏房夫妻のお住まいがあった「阿佛房屋敷跡」。中興入道の館跡で観心本尊抄ご撰述の硯水井戸が現存する「御井戸庵」。赦免出立の折り、佐渡の信者との別れを惜しまれた地「塩屋ヶ崎」。ご赦免状を持参した日朗上人が着岸された「経島」。鎌倉に向けて船出された宗祖ご足跡佐渡最後の地「真浦」。文永8年10月28日佐渡ご着岸を顕彰した「法華岩」。宗祖ご逗留霊木「おけやき」。配所までの移動途上ご休息の地「御梅堂」の順で巡り、予定通り午後4時に宗務所に帰着した。
「阿佛坊屋敷跡」では、土地を所有される蓮華王山妙宣寺貫首、関日道猊下から直々にご説明いただいた上、阿佛房日得上人750遠忌を記念した顕彰碑建立の構想をお聞かせ下さった。
最後の参拝地である「御梅堂」では、当日の参加者でお堂を管理されるお一人でもある猪股耕作さんより、縁起のほか護持の現状をお話しいただき、参加者はそのご苦労を偲んだ。
後日参加者からは、「初めて知る霊跡があった。」という声や、「また是非開催してほしい。」との感想が出た。
宗祖御降誕800年ならびに佐渡法難750年を間近に控え、絶好の信行と修学の機会となった。