2018年9月9日
山梨3 第1回朝粥会
【山梨3】九月九日、南アルプス市有野行善寺(加茂智静住職)を会場に布教師会(柏原啓修会長)主催、寺庭婦人会(岡本知子会長)共催、宗務所(岡本正富所長)後援の『平成三十年度第一回 朝粥会』が開催された。
この朝粥会は飽食の時代にあって、食の原点を見直そうという目的で毎年九月から十一月までの間、管内寺院を会場に毎月一回行われている。
早朝から続々と集まった参加者は教師・檀信徒合わせて百人になった。
会は恒例の「たちばな和讃会」会員出仕による法華和讃奉詠で幕を開け、加茂住職を導師に約二十分の朝勤を行った。
満席の本堂に読経・唱題の声が響き渡った法要後、加茂住職は、お寺の歴史や感謝の言葉を述べた。
続いて布教師会会長の柏原啓修師の法話が行われた。
柏原師は法話の中で
「山梨県連合布教師会が出しているポスターの九月号に 『苦しく思うも、楽しく思うも全て己の心しだい』と書いてあります。日蓮聖人の御遺文には『苦をば苦とさとり、楽をば楽とひらき、苦楽ともに思い合せて南無妙法蓮華経とうち唱居させ給へ』とおっしゃっています。このように皆様には苦しいことも楽しいことも思い合せていただき、感謝のお題目を日々唱えていただきたい」と述べた。
法話終了後、地域の集会所に場所を移し、早朝より管内寺庭婦人が心を込めて用意した朝粥が振舞われると、食法を唱え、一杯のお粥を大切に頂いた。