2018年9月8日
山梨三・平成30年度 第1回 護法統一信行会
【山梨三】9月8日、南アルプス市東南湖(横内義訓住職)を会場に山梨県第3部宗務所(岡本正富所長)・第3部檀信徒協議会(石川俊幸会長)共催『平成30年度・第1回 護法統一信行会』が開催された。
この護法統一信行会は毎年9月から11月までの3ヶ月間、管内寺院を会場に毎月1回行われている。
今年度第1回目の開催となった今回は、組寺院の檀信徒を中心に僧俗合わせて90名の参加者が集まり、開式にあたり岡本宗務所長より挨拶があり、「2021年お祖師様の降誕800年慶讃事業がございます。今年より法要の形態も若干変更し時間も長くなるかと思いますが、一つ御協力頂き、皆様にはお題目をしっかりお唱えして頂き、お祖師様の供養も兼ね、益々信仰心を養っていただきたい」と述べた。
続いて布教師会会員の板倉本諭師が降誕800年に因んで「お祖師様のお生まれになって日蓮と名乗るまで」と題した法話が行われ、板倉師は法話の中で、「日蓮という名前の由来は妙法蓮華経如来神力品二十一の中の一説「如日月光明~能滅衆生闇」更には妙法蓮華経従地湧出品十五の一説「不染世間法、如蓮華在水」の経文からきており、その説明が御遺文の四条金吾女房御書に記してある。「法華経は日月と蓮華となり。故に妙法蓮華経と名づく。日蓮又日月と蓮華の如くなり」という所から由来しており、お祖師様は我こそ上行菩薩(法華経を弘めることを誓った菩薩)の化身なんだと自覚を持って法華経に説かれているままを、布教され、釈尊の教えが間違いではないこと、法華経こそが真実の教えであると証明していった」と語り、又、開経偈の内容が説明されると、これから行われる法要に向けて檀信徒は大きく頷きながら次第に心を整えていった。
約40分の法話が終わると、「たちばな和讃会」(秋山京子会長)の会員代表の20名が出仕し、法華和讃奉詠で幕を開けると、法玄寺横内住職を導師に法要が始まり、2021年の降誕800年に向け今回から法要も式次第が変わり、今年は発願法要として式衆8名の出仕、四師会の会長を脇座に迎え盛大に執り行われた。法要後、横内住職は「前回当山で行われた統一信行会は20年近く前に先代住職が導師として行ったことを覚えております。本日沢山の方々を迎える事が出来、大変嬉しく思いながら、その時の先代住職も同じ気持ちだったのかなと思いを巡らしております。本日御参詣、統一信行会への参加、協力を戴きありがとうございました。」と御礼を述べ法玄寺の縁起の説明も兼ね挨拶した。