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2018年8月30日
静岡中 教師大会と夏季講習会
【静岡中】宗務所(中條曉秀所長)主催の「教師大会」と「夏季講習会」が8月30日、静岡音楽館AOIで開催され、僧侶檀信徒約150人が参加した。
午前の教師大会では、日蓮宗総務部長で藤枝市大慶寺住職の大場正昭師が「日蓮宗の心配事と、今後の明るい展望」と題した講演を行い、日蓮宗における財政と福祉共済制度の問題点を挙げた。そして今後の寺院興隆には、時代に沿って焦点を絞った「攻めの布教が必要」と結論づけた。
午後の夏季講習会では、奈良県大和文華館で学芸部長を務める泉万里氏が「日蓮宗と狩野派」と題した講演を行った。泉氏は室町中期から明治時代まで存在した狩野派の歴史を概観し、日蓮宗との関係をたどった。そしてその祖である狩野正信が晩年、本山海長寺に来ていた可能性を示した。