2018年8月30日
青森 第70回日蓮宗和讃大会
【青森】8月30日、青森県日蓮宗立正青年会(間宮秀文会長)主催、青森県和讃振興会後援のもと「第70回日蓮宗和讃大会」が、教師・檀信徒あわせて約250名の参加のもと、つがる市実相寺(間宮康文住職)を会場として行われた。
昨年までは弘前文化センターにて行われていた和讃大会が、今回は第70回記念ということもあり、初期の和讃大会のようにお寺での開催を試みた。
午前十時、司会の白戸是調師による開会の辞、法味言上に続き、間宮秀文青年会会長、秋田堯瑛宗務所所長、田端義宏和讃振興会会長、藤井教祥全国日蓮宗青年会会長が挨拶を述べ、午前十時半にコンクールが開始された。県内各寺院7講中がそれぞれの講中が日頃の練習の成果を存分に発揮した。
午後の部では、青年会員による「和讃伝承先師先達報恩和讃法要」を厳修。
今回、70回という大きな節目を迎えられた事は、それまで歴史を繋いでくだされた方があっての事。
「和讃伝承先師先達報恩和讃」を奉唱し、これまで和讃の歴史を繋いでくだされたお上人様方と、和讃をお唱えしてこられた檀信徒の皆様へ感謝の心を届け、そしてこれから自分達が和讃の歴史を繋いでいく事で御恩に報いるという誓いの言葉を御宝前に届けた。
また東日本大震災をはじめ近年続く様々な災害、殊に甚大な被害をもたらした西日本豪雨等の犠牲者追善供養と被災地の早期復興を祈念。
最後に、田端義宏青森県日蓮宗和讃振興会長によるコンクールの講評が述べられ、厳しくも熱意あふれる講評を和讃講中の方々は真剣に受け止めていた。
参加者の中には「お寺ということもあり、文化センターよりも緊張しました。御宝前で仏様に見守れながら、一所懸命にお唱えさせていただきました」とのべていた。
最後に、青年会副会長である、工藤泰輝師が御礼の挨拶を述べ、玄題三唱をもって大会の幕を閉じた。