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2018年8月15日
静岡西 終戦記念日の施餓鬼法要
【静岡西】静岡県湖西市、妙経寺(松田成幸住職)では毎年、お盆の施餓鬼法要が八月十五日の終戦記念日にあわせて開催されている。当寺は今から約四百年前、「大坂冬の陣」に向かう前に、地元の武士が一門の寺として建立した歴史が今に伝えられている。本年も午前八時半の法要にあわせ、檀頭(だんとう)の内藤親延(ないとうちかのぶ)氏が本堂横の「平和の鐘」を十回打ち鳴らした。松田住職は「この平和の鐘の打ち鳴らしは約十年前、住職の発案で始めたが、現在では参拝の檀信徒だけでなく、広く地域の人々にも平和を祈る鐘の音として定着している」と語った。戦後73年、猛暑のなか平成最後の終戦記念日を迎えた浜名湖西岸の住宅地に、本年も平和を祈る鐘の音が響き渡った。