2018年8月11日
東京東 柳嶋法性寺第38世鈴木良雄上人本葬儀
【東京東】墨田区柳嶋法性寺で8月11日、同寺第三十八世・大田区池上覺源院第五十六世鈴木良雄(妙道院日意)上人の本葬儀が菅野日彰貫首(大本山池上本門寺)を大導師、本間日恩貫首(本山片瀬龍口寺)並びに中條日有貫首(本山村松海長寺)を副導師に執り行われ、法縁・管内外有縁の僧侶並びに檀信徒約600名が参列し増円妙道を祈った。
遺弟の鈴木日敬貫首(霊跡本山比企谷妙本寺)は謝辞で、「師父は、ご臨席賜りました皆様に“本当に有難う”と申していると存じます。この御恩を胸に刻み、少しずつでも御恩返しできますよう、一生懸命に精進して参ります」と御礼と共に決意を述べられた。
鈴木良雄師は、昭和27年に覺源院、36年に法性寺の法燈を継承。51年には近代建築様式を取り入れた本堂・客殿・庫裡の建て替えを行うなど、寺観を整備。その間、29年に布教院修了、38年に日蓮宗大荒行堂第初行成満。また、第一部審査会委員長をはじめ宗内の要職、本所仏教会会長や町会会長など地元の諸役職を歴任。更には、池上護山の念のもと池上法類会議長を務めるなど、自坊の丹精のみならず、池上本門寺の繁栄、宗門の発展に多大な功績を遺された。8月3日遷化。世寿八十八歳。