全国の通信記事
2018年8月5日
長野 祖師像・釈尊像改修開眼法要
【長野】安曇野市一乗寺(千野泰信住職)の祖師像と釈尊像が修繕から戻り、8月5日に開眼法要が行われた。法要では修法師、声明師など合わせて6名で執り行い、急な行事にもかかわらず30名ほどの檀信徒が参加していた。
今年の2月21日に閉眼法要を行い、修繕、色付けまで行ってお盆の施餓鬼法要までに間に合わせることが出来た。また、5月末には組み立て前の祖師像が戻ってきたのだが、訪れた人にとってはその有様は無残な姿にも映り、檀信徒の中には涙を流す者もいたという。
修繕の最中は別の祖師像を本堂に安置していたが、千野泰信住職は「いつもの祖師像が無いことに寂しさを感じない日は無かった」と語った。
祖師像は江戸末期の作であり宗門唯一門蹟寺院である滋賀県近江八幡市瑞龍寺(村雲御所瑞龍寺門跡)の村雲尼公による開眼とされている。釈尊像は安曇野市の作家である故小川大系の作であり、一乗寺に平和祈念堂が落慶された昭和31年より安置されていた。