2018年8月2日
山形 山形市浄光寺主催の寺子屋
【山形】山形市浄光寺(畑栄明住職)主催の寺子屋が本年も8月2~3日の1泊2日で開催された。この寺子屋は、寺に泊まる経験を通して、仏様の教えにふれたり、自立心を学んだりすることを目的に毎年おこなわれている。本年は総勢37名の少年少女が参加した。
この寺子屋で子供達は食法や唱題行のお勤めを体験する。また、福祉施設との交流会や野草園での木工工作も盛り込まれている。特に子供達が楽しみにしているのはお寺での肝試しと花火である。
開校式での矢吹海慶師(天童市妙法寺住職)のお説法に続き、仏前作法、唱題行の修行が行われた。食事の時は、食法を唱え、無言のまま正座で食事。交流会では花笠踊りと紙芝居を披露した。夜は花火で盛り上がって、皆で就寝。寺に泊まるという初めての体験で寝付けない子もいたが、次の日の朝のお勤めも掃除も元気にこなしていた。野草園では木材を切って削ってコマや動物を作ったりした。
時には厳しく時には楽しく過ごした寺子屋体験。初めは数珠の持ち方も知らなかった子供達が閉校式では、背筋を伸ばして大きな声で唱題出来る様になっていた。
日蓮大聖人が「子に過ぎたる宝なし」と申されているように、子供達は未来を開く大切な宝である。寺子屋で食法や唱題行といった自らの心体を律する体験を通して命の尊さを思い、感謝の心の芽生えに繋げられたなら、それは、子供達の健やかな成長の一助となるだろう。