ひとくち説法

2018年7月20日号

ほめること

 ほめられると、うれしい気持ちになります。辛い時も自分をほめれば元気が湧いてきます。ほめるということは、長所を発見し、それを言葉にする能力です。否定的な表現を避け、いい所を積極的に評価しましょう。例えば「センスが悪い」と言わないで、「個性的ですね」とほめる。仕事が遅い人には「丁寧ですね」と声をかける。「あの人は冷たい」ではなく、「クールな人だ」と。
 『法華経』の方便品の経文に「法を聞いて歓喜し、ほめて、ないし一言をも発せば、即ちこれすでに、一切三世の仏を供養するなり」があります。『法華経』を聞いた時に「うれしいな、ありがたいな」と一言でもほめれば、過去・現在・未来にわたる一切の仏を供養したことになりますよ」という意味です。教えを理解したお弟子を仏は「善哉」とほめました。南無妙法蓮華経と唱えて仏をほめ、供養すれば、仏は「善哉善哉」と私たちをほめてくださることでしょう。
(岡山県布教師会長・岡田行弘)

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2018年7月10日号

おかげで生かされる

 道の駅のお店で「私達は自然から期限付きでお借りしている身体 大切に」と書かれた色紙を発見。思わず自分を見直してみる。衣食住どれをとっても目に見える面、目に見えない面とお世話になっている。ある本に「人間だけでは生きられない」と自然とのかかわりが説かれている。太陽に光は地球を温め、植物を育て、水の温暖を加減し、生きとし生きている生物の命、栄養素をつくり育てていると説かれている。おかげのなかに生きている私たち。たくさんの恩恵を受けている。
 最近「自分が自分の人生をどうしようと 勝手ではないか」の声。ネット社会が心の交流を薄いものにし、予想のつかない事件・事故が目につく。何かが欠如。おかげで生かされていることに気づき、「おかげさま」の心でいると辛いと思っていたことが楽になりますの声。これこそ立正安国の世界である。人と人との和の交流はもちろん自然の恵みにも気づきたい。有り難さに感謝 合掌
(兵庫県北部布教師会長・松村貫昌)

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2018年7月1日号

「陰徳」を積む

 私どもの寺は檀家のお墓が境内にあります。朝勤が終わり、境内墓地を読経しながら回り始めて20数年になります。お墓参りも徐々に増え始めて毎日多くの檀信徒がお参りに来られます。暑くなればお墓の花もすぐに枯れてしまいます。花立ての水を入れ替えるために朝夕来られる人も増えました。残った花はバケツに入れて残されており、来た方は自由にいただくことができます。
 境内の日蓮聖人の銅像や歴代のお墓なども、ある檀家さん夫妻が毎日水替えや傷んだ花の差し替えてくださいます。花の栽培から始め、定期的にお花をお供えして下さっています。お寺に来られる人々は気持ち良くお参りをされています。
 人を喜ばせれば、その人の喜びと感謝の念が自分に跳ね返り、自分が幸せになれるのです。「陰徳」という言葉があります。これは人に知られず積んだ徳のことです。「陰徳」は孫の代までつづく徳です。「陰徳」を積みましょう。
(兵庫県西部布教師会会長・井本学明)

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