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2018年7月23日
新潟西 久田奉鋭観音開眼式
【新潟西】七月二十三日、出雲崎町久田妙本寺(遠藤要淳住職)では、久田奉鋭観音開眼式並びに納骨供養法要が、開山・本妙院日鋭上人報恩会と施餓鬼会にあわせて行われた。
妙本寺は日蓮聖人が佐渡遠流の折に休息を取られた井戸があり、開山日鋭上人は衆生済度を願って生身入定された。
かつて久田地区の家々は、村のお寺だから皆で護っていこうという趣旨に基づき、各家から一人ずつお寺を護持する人を出し、その方が亡くなるとお寺に埋葬されたという。平成十三年、境内地の整備をした際に、その方々と思われる遺骨が多数出土。以来、本堂で7つの骨壷に収め安置するものの、遠藤住職は長年心苦しく思ってこられた。
「日鋭上人を奉る観音様」という意を込めて名付けられた観音様を仰ぎ、参集した二十人ほどの信徒・地域住民が手を合わせる中、合葬墓に納骨された。
長年この日を待ってこられた遠藤住職は、謝辞で日鋭上人の遺徳を偲ぶと共に、地域の方・信徒のお陰と感謝を述べられ、さらなる寺門興隆を誓われた。