2018年7月17日
長崎 檀信徒協議会総会・研修会
【長崎】長崎県宗務所(渡部智文 宗務所長)は、去る七月十七日、平成三十年度長崎県檀信徒協議会総会並びに研修会を長崎県宗務所に於いて開催し、県内各寺檀信徒・僧侶、九十名が参加した。
開会に先立ち、渡部宗務所長を御導師に法要を荘厳に執り行った。
総会では、岡田金助(東彼杵町・妙法寺檀徒)会長により、昨年度の会務報告・全国代表者会議の報告を発表。その後、森光徳伝導担当より宗門運動について報告。各地区参事より、地区研修大会の報告など、今年度の様々な活動予定などが、協議・報告された。
研修会では、日蓮宗常任布教師でもある奥田正叡(京都市 常照寺住職)上人による「いのちに合掌」と題して、講話。
ご自身が団体参拝で訪れたインドでの写真をパネルを使用し説明。故・宮沢賢治氏の信仰体験を通して、「決して他人を軽んじることなく、日々の生活が修行であり、その修行は必ず自分自身が菩薩になれる種まきなのです。」といった常不経菩薩の意味を、わかりやすく解説していただいた。
何かを学ぶことは、他人に伝えることである。そして、他人に伝えることは、自分自身が学ぶことでもある。今回の総会・研修会により、参加者一人一人が様々なことに関心をいだき、他人を敬うこころと、伝えることの大切さが高まった意義ある研修会になった。