2018年7月7日
宮崎鹿児島沖縄 夏の大祈祷会
【宮崎鹿児島沖縄】雨が降り、梅雨があけずまだジメジメしている7月7日、宮崎県都城市護国寺(太田寛昭住職)で宮崎・鹿児島・沖縄三県修法師会(冨田義浩会長)による大祈祷会が行われた。
南九州の暑い夏を乗り越える為に荒行僧が水を被り、御祈祷を行う。
当日、三百本を超えるお札の申し込みがあり、会場寺院の護国寺に雨の中百人以上の檀信徒が集まった。
梅雨時期とはいえ、太陽が顔を見せない肌寒い中、水を被る姿に、初めて水行を見る檀信徒は悲鳴をあげていた。
17名による管区の荒行僧による御祈祷後、導師を務めた、津江雄信僧正は「今回の御祈祷で皆さんの魔を払い、暑い夏を乗り越え、願いが叶うように御祈祷を致しました。大難が小難に小難が無難にとなるようにこれからも皆さん力を合わせて頑張りましょう」と挨拶をされた。
また、ご法話では本年第4行成満の吉田憲由上人が「日蓮宗の大荒行と御祈祷」という題でお話をされた。「11月1日から100日間、朝3時から夜11時まで7回の水行と読経三昧。とても過酷で辛い。しかし、お寺の檀信徒、家族、地域のみなさんの幸せと平和を願っての修行。御題目の力も自分本位ではなく、御先祖さまや家族、親族、知人、檀信徒、たくさんの人のために唱える事が巡り巡って自分に返ってきて守られる。自分一人の力では何もできないが今日のようにみんなが集まって一心に御題目を唱える力はとても大きく、必ず守ってくれます」と力強く語られた。
これから夏本番だが、みんなが元気に夏を乗り切る力となった熱い暑い夏の大祈祷会でした。