2018年6月24日
北海道東 日蓮聖人降誕800年慶讃北海道東部管区大会
【北海道東】北海道東部宗務所(室伏見秀所長)は六月二十四日、釧路市生涯学習センターで「日蓮聖人降誕八〇〇年慶讃北海道東部管区大会」を開いた。当日は道東各地よりバス十五台を使い、僧侶檀信徒八百三十名が参加した。
第一部の慶讃法要では内藤行円副大会長の開式の辞に続き、来賓の塩田義徹伝道局長の発声で不軽品二十四字を参加者全員で唱えた。その後、釧路法華寺・妙堅寺合同和讃隊による「日蓮聖人奉讃歌題目」のなか僧侶が入場、法要中も参加者は読経やお題目を会場内に響き渡る声で唱えていた。
終了後、導師を務めた室伏所長は「この東部は空港が五カ所もある広い場所です。移動も大変なうえ、いろいろとお忙しいなか集まって頂き、疲れも見せない皆様の笑顔にこの大会が無事円成できたことを実感すると共に心より感謝申し上げます」とお礼を述べた。
第二部では歌手で俳優の杉良太郎氏が「福祉・想いのままに」と題して講演を行った。永年にわたる刑務所での慰問活動・障害者施設での福祉活動の話に、テレビを通して見ていた姿と違う生き方に参加者は感銘を受けていた。参加者の小山和延氏(広尾町広教寺檀徒)は「日蓮宗の檀家となって初めてこのような大きな大会に参加させて頂きました。お祖師さまの八百歳のお祝いを出来たこと、そして八百人で唱えた御題目の迫力に感激しました」と感想を述べた。