2018年6月21日
福岡 おとなの宗学(しゅうがく)旅行
【福岡】六月二十一―二十二日、日蓮宗福岡教化センター主催の「おとなの宗学(しゅうがく)旅行」が第一会場を日蓮聖人銅像護持教会、第二会場を糟屋郡内のホテルとして行われ僧侶・檀信徒計五十八名が参加した。日蓮宗を学び、お坊さんと語り合うということで「宗学旅行」と名づけられた。
初日の午後一時より開講式が行われ、本田元秀センター長(福岡市妙典寺住職)を導師に法味言上。その後、銅像主管が「聖人御降誕八百年の今年、七月一日からの博多祇園山笠で日蓮聖人を題材にした山が飾られます。皆様是非、この機会に見に行って下さい」と挨拶した。
第一講は田中潮順師(久留米市・妙正寺副住職)が『「香・華・灯の意義」~お仏壇について~』講義を行った。第二講は野出修輝師(糟屋郡・妙覚寺住職)が『法華経(自我偈)解説』の講義を行った。続いて第三講は渡邊晃司師(小倉南・浄泉寺副住職)が書写行の意義について話した後、写経が行なわれた。
その後会場をホテルに移し懇親会がおこなわれ、どのテーブルも僧侶と参加者和やかに親睦を深めた。
二日目は博多の街を観光。日本におけるうどん・そば・饅頭などの粉食文化と博多織の発祥地「承天寺」や博多祇園山笠が奉納される神社「櫛田神社」を参拝の後昼食。その後銅像教会に戻り閉講式が行われた。最後に本田師が「二日間勉強と懇親を兼ねた楽しい研修となり良い時間を過ご事が出来たとの多くの感想を頂きました。嬉しく思います。次回も楽しみにして下さい」と謝辞を述べた。
参加者からは「解りやすく良い勉強となりました」「普段なかなか聞けない事をお上人方に聞けて良かったです」「また機会があれば参加したいです」などの声が聞かれた。参加者にとってとても有意義な二日間となったようだ。