2018年6月19日
埼玉 寺檀協議会
【埼玉】平成30年6月19日、平成30年度日蓮宗埼玉県寺檀協議会が川口市の實相寺(松永慈弘住職)において開催され、県内各地より僧侶・檀信徒あわせて約100名が参加した。午前10時半より、三枝泰英埼玉県宗務所長を導師に、宗務所職員出仕のもと法味言上が行われた。引き続き三枝宗務所長が挨拶し、自然災害や頻発する凶悪事件等に触れ、「相手の心気持ちは目に見えません。ですが心遣いや思いやりは目に見えるものです。人と人とのつながりで一番大事なのはこの心遣い・思いやりです。互いを思いやり、手を取り合うこと。それがお題目結縁運動となります。」と語り、宗門運動への一層の協力を呼びかけた。続いて伊藤光男埼玉県檀信徒協議会会長、埼玉県・群馬県選出の松永慈弘宗会議員が挨拶し、出席者への感謝を述べた。引き続き檀信徒協議会総会に移り、伊藤会長が議長となり自ら出席した全国檀信徒協議会総会の報告し、続いて平成29年度活動報告と決算報告、平成30年度の活動方針案・予算案の発表がなされ、それぞれ承認された。昼食をはさみ、午後は日蓮宗常任布教師・辻本学真上人(神奈川県蓮馨寺前住職)を講師に『いのちに合掌』と題した講演を聞いた。これまでの宗門運動の流れを振り返り、今年度の布教方針である合掌~能化としての自覚~について丁寧に解説されました。またご自身の出生時のエピソードや出家時の体験を披露しつつ、命の大切さについてお話しされ、熱のこもった講演に参加者は熱心に聞き入っていました。講演後には、福岡宗務副長を導師に三十分に及ぶ唱題行が行われました。最後に会場寺院住職である松永上人が謝辞を述べ「以前、お経をあげている場所には仏さま方がいらっしゃって、周りを取り囲んでそのお経を聞いていると教わりました。それから約三十年、毎朝それを心がけてお勤めをさせて頂いております。皆さんも日々のお勤めの際に、仏さまがそばにいて聞いてくれていると心がけてみて下さい。」と話し閉会となった。