日蓮宗新聞

2018年6月10日号

北山本門寺で中央檀信徒研修道場

宗門運動「立正安国・お題目結縁運動」を推進するための信行推進者を養成する日蓮宗中央檀信徒研修道場の平成30年度第1回が5月26、27日に静岡県富士宮市大本山北山本門寺で開かれ、全国から集まった15人が研鑽を積んだ。中央檀研道は年に2回開かれ、全国から檀信徒が集まって信仰を深め合う貴重な機会。今回は宗門運動推進への意識を高めるカリキュラムが重点的に組まれた。開講式では、塚本智秀主任が法華経の「願生」の言葉から「あなたたちは立正安国を実現するために、自ら願い出て生まれてきた」と宗徒の自覚の再認識を求めることから始まった。

講義では、宗務院伝道部の滝本修司伝道企画課長が宗門運動や降誕八百年、相手を敬う合掌について、また塚本主任が「宗徒の信条」を解説した。塚本主任は5つ中4つ目の信条「み仏の国土を建設する日蓮聖人の誓願を私たちは実現する」の中で、「1人ひとりが仏さまの心に近づけば争いはなくなる」と述べ、改めて「正しい教えを立てて、安らかな世の中を作ることが私たちの生まれてきた目的」と話した。
夜には唱題行で心を1つにした後、「信行推進者の役割」をテーマに法座が行われ、参加者1人ひとりが自らの信仰や目標を話した。NHさん(69・大阪)は「世の中、荒んだニュースが多い。人びとの心を洗うために学びたい」と述べると、KKさん(71・静岡)は、「一念三千などの教えを、仕事や人生、ボランティアで活かしたい」と語るなど、人びとを導く役割に意欲を示した。またOYさん(66・大阪)は「誰かが続いてくれるよう、お寺でコツコツ奉仕する姿を見せていきたい」、AAさん(69・静岡)は、「檀信徒に月1回のお寺での奉仕を呼びかけ、活動を始めた」と述べ、信行推進者としての積極的な姿を見せた。
翌日は朝勤と清掃活動後、村井惇匡講師が自坊で開いている子ども道場(寺子屋)の説明を通し、寺側と檀信徒・未信徒側のニーズの違いを知るため、きちんと相手の話を聞くことから始める大切さなどを話し、道場生は実践的な活動方法を学んだ。
普段から次世代をお寺に引き込む方法を模索しているという野村晏弘さん(79・静岡)は、「菩提寺は地方にあるため、常に存続の危機感を持っている。檀家を増やしたいことはもちろんだが、まず地域に開かれた本来のお寺の姿を考えたい。今回の参加で刺激を受け、さらにやる気が出た。住職とお寺を守りながら、いのちに合掌する大切さを伝えていきたい」と語った。

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