2018年5月24日
北海道南 檀信徒協議会研修総会
【北海道南】管区檀信徒協議会(上田道博会長)の研修総会が5月24、25日に江差町法華寺(亀谷泰雄住職)で開催され、檀信徒ら60名あまりが参加した。法味言上、総会に続いて『江差法華寺の寺歴と江差町の歴史』をテーマに研修会が行われ、亀谷泰弘副住職の講演と案内のもと、寺歴を学びながら堂内を拝観した。法華寺は六老僧日持上人を開基とし、隣の上ノ国町にあったが、ニシン漁と北前船交易による江差町の商業都市としての発展にともない、1665(寛文5)年江差町に移り、1716(享保元)年に現在の本堂が建立された。参加者は、池大雅の作と伝わる天井画『八方睨の龍』の迫力と、境内にそびえる樹齢400年以上の大欅や最北限であり樹齢230年以上の寒椿に感嘆の声をあげていた。その後、追分会館に移動して、ニシン交易の船乗りによって伝えられたという民謡『江差追分』の実演を鑑賞し、江差町の歴史と文化に触れた。江差町は北海道初の日本遺産に、また江差追分は北海道遺産に選定されている。会場を乙部町光林荘に移して25日は、木下恵照師(八雲町光明寺住職)による晨朝説教の後、懇談会が行われ、日々の信仰のあり方や11月30日に開催される『日蓮聖人降誕八百年北海道南部管区記念大会』に向け、熱心に質問や意見交換がなされた。