2018年4月23日
佐渡島日蓮大聖人大銅像建立15周年記念法要
平成三十年四月二十三日、午後七時よりライトアップされた佐渡島日蓮大聖人大銅像前で、建立十五周年法要並報恩献灯唱題行が厳粛に行われ、全国より約二百名の檀信徒が参列した。
当日の天気予報では雨だったが、佛天の御加護により不思議と閉式まで降らなかった。 開式にあたり、本山根本寺貫首竹中智英猊下より参列された方へ歓迎挨拶の後、開式となった。
式は三部に分かれ、法話・法要・唱題行となり、最初に富山県真成寺谷川寛敬師による法話が行われ、谷川師は佐渡に日蓮大聖人が流罪された経緯を話し「上求菩提下化衆生の心があったからこそ、赦免された。皆さんもその志を意識し日々の生活を見つめ直して頂きたい」と語った。
法要では、大導師に東京都善慶寺罍慈恭師・副導師に北海道法華寺木村寛朋師福岡県宗玖寺渡邉正顕師、修法師十五名の出仕により力強い読経と木剣の音が空高く響き渡った。 休憩を挟み、導師に蓮乗寺前刀賢雄師による献灯報恩唱題行が行なわれた。大銅像の照明を消し暗闇の中、辺り一面を囲う蝋燭の灯火がひかり、幻想的な空気が檀信徒の心を癒していった。
全ての工程が終わり、来賓である第二十二区選出宗会議員妙満寺秋山文裕僧正・初代上行講代表、第三十四区選出宗会議員本佛寺佐野前延僧正より挨拶が述べられた。 また、全国檀信徒協議会会長池上幸保氏より挨拶が述べられ「檀信徒協議会に大きなテーマに取り組んでいる。信仰の継承と日蓮宗徒として自覚の高揚である。初めて佐渡島の日蓮大聖人銅像のお顔を拝見したが、今まで以上に、この二つのテーマに取り組みなさいと言われている気がした。日蓮大聖人が望まれている、安穏な社会を作る為、もっと沢山の信仰を世界に広げる事が、日蓮宗徒としての使命である」と述べられ、最後に上行講第五代代表、罍慈恭師より謝辞が述べられ、式は盛大に終わった。