2018年4月22日
神奈川3 杉山海秀上人の通夜・本葬儀
【神奈川3】四月二十二日(日)、二十三日(月)平塚市 通心山妙行寺において第二十三世 杉山海秀・正善院日應上人(世壽八十一歳)の通夜・本葬儀が、妙行寺正干与人 厚木市長福寺住職 振屋昌光師を導師に迎え、管内有縁の各聖式衆のもと執り行われた。
二日間を通して管内外有縁の寺院・妙行寺寺族・檀信徒総勢約二百名を超える方々が杉山海秀・正善院日應上人のご遺徳を偲び参列した。
午後六時、お題目の唱和と共に振屋導師が入堂。読経・回向の後、遺弟を代表して杉山海慎師より「昨年十月、当山のお会式の後、師匠にすい臓がんが見つかりました。以後、入退院をしながらもお寺の行事を元気に勤めてまいりました。三月十日には自分の足で病院から戻ってきた以降は、病院にはもう行きたくないということで当山で療養することになりました。そして、自分で身体がどうも思う様にいかないのではとおもったようでして、当山の花祭りの前日に私が生前に師匠から直接払子を渡していただきたいと話していたこともあり、明日の花祭りからあなたがお導師を務めなさいと払子を渡していただきました。皆様には師匠の病気のことをお伝え出来なかったことが心苦しく思っております」と謝辞・挨拶を述べ閉式となった。
明けて二十三日午前十一時より葬儀が営まれた。
式中、振屋導師により歎徳がなされ、続いて神奈川県第三部宗務所・山﨑浩道所長(宗務総長代読)から弔辞が拝読され、参列者全員で上人の増道損生を祈念した。
閉式にあたり振屋導師より「杉山上人とは私が二十歳のときに谷中の瑞林寺に小僧に入っていた時にたまたまお見えになり、ご挨拶を申し上げつながりができました。お会いする前から宗門でも五本の指に入るお経の達者なお上人と聞いておりました。杉山上人からとてもよく色々なことを教えてもらい大先輩ではありますが、私は兄のように慕っておりました。まさかこんなに早く私が払をとるということはかんがえもしませんでしたし残念でなりません」と二日間の謝辞・挨拶が述べられた。