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2018年4月15日

三重 立正平和祈願会

三重180516 (4)【三重】日蓮宗三重県宗務所(三重県四日市市妙延寺内)主催による『第51回立正平和祈願会が4月15日、三重県名張市の名張産業振興センター『アスピア』にて開催された。毎年、三重県内寺院を主会場に開催されるこの立正平和祈願会。51回目となる今回は、名張市を会場にして開催。檀信徒約160人が集い、法話を聴き、唱題行などの修行にはげんだ。
どんよりとした曇り空が覆う15日午前10時半、立正平和祈願会が開会。
第一講は社協会を代表して三重県熊野市本乗寺(冨田啓暢上人住職)内、冨田周温上人による講話がおこなわれた。
自身あ教誨師である冨田上人。『教誨について』と題し、教誨師についての講話を話された。
今秋公開予定の映画のテーマでも扱われている教誨師。その教誨師とはどのようなことをおこなっているのか。冨田上人はまず、教誨師が主としておこなう『宗教講話』『宗教座談会』『宗教面会』について説明された。そして、自らの体験談から、はじめて教誨師として三重刑務所(三重県津市)を訪れた時のことを話された。足を踏み入れるまでは「どんな恐ろしい人と対峙するのか」と思っていたが、実際に会う受刑者は皆、見た目は自分たちと何ら違いがない。その体験から、罪を犯した人と私たちとの差などとというのはまさに紙一重。これはまさに十界互具だな…と冨田上人は感じたという。
私たちは日々の生活の中で、心に怒りを持つことがある。それは地獄や餓鬼や畜生の心が大きくなったということ。「ですが大抵は、そんな心を抱いても罪を犯したりすることはない。それは皆さんの心の中には同時に、そういった怒りを抑える仏や菩薩の心があるからです。これからも皆さんは、仏様の心・菩薩様の心を持ちつづけていただきたい」と述べられた。
「より良い世界、より過ごしやすい世界にするために、仏様の心・菩薩様の心をもってすべての人に接していただけたら…と思います。そして私もまだまだ勉強中の身。これからも皆様と一緒に勉強していきたいとおもいます」と述べられ、法話を終えられた。

次いで第二講は、布教師会より高津憲周上人(三重県名張市妙典寺住職)による統一信行、『ご降誕』と題しての法話がおこなわれた。
高津上人は、ご降誕800年を間もなく迎えるに当たり、日蓮聖人ご降誕から立教開宗までのご一代記を、時に面白おかしい表現などを交えつつ解説。笑い声の飛び交う朗らかな講義となった。
引き続いての第三講は、日蓮宗三重県青年会会長田中孝典上人(三重県伊賀市上行寺徒弟)による唱題行がおこなわれた。
田中上人は、青年会が例年使用している唱題行のしおりを皆とともに読み上げ、唱題行をおこなった。
午前の最終講義 第四講は、伝道センターより山口雅大上人(三重県四日市市日法庵教導)による法話がおこなわれた。
伝道センターでは法華経の内容をより知ってもらおうと、平安時代の歌謡集『梁塵秘抄』に詠まれている法華経二十八品歌等から法華経を解説した教箋『法華百葉』を毎年5部ずつ作成。この『法華百葉』をテキストに、常不軽菩薩品や如来神力品などの講義・解説をされた。
昼食を挟んで午後からは、三重県内の僧侶も一同に出座しての立正平和祈願大法要が厳修。僧侶・檀信徒が一つとなって読経唱題と修法をおこない、堂内いっぱいに法華経を声を響かせ平和への祈りを捧げていた。

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新年のご挨拶。

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