2018年3月13日
長崎 壱岐市霜田寺入寺式・日蓮聖人銅像遷座式
【長崎】3月13日、長崎県壱岐市、霜田寺に於きまして 第八世宮崎妙暁上人入寺奉告式が奉行されました。併せて日蓮聖人銅像遷座式が日蓮宗九州教区、長崎県宗務所渡部智文所長を御導師に福岡市・法性寺様、福岡県久留米市・妙正寺様、新住職の信行道場での恩師である池上本門寺山口顕辰学監をお招きし盛大に執り行われました。
当日は、雲一つない晴天に恵まれ、檀信徒と共に総代様の家より唱題行列、お題目を空と大地に響かせ仏天のご加護のもと、奉告式が奉行されました。 新住職は、檀信徒約150名の前で継承された払子を力強く握りしめ、ご自身が僧侶になるまでの葛藤と前住職の思いを涙ながらに語られました。
また九州教区発願により元寇700年殉難者供養のため昭和49年に建立された日蓮聖人銅像は、当時、郷ノ浦にある観光会館の脇に建立され、多くの方が訪れる場所でありました。しかし、時の移ろいの中で会館も閉鎖され、さびしい状態になり、年に数度の供養を行うだけになったそうです。この状況を鑑み、霜田寺前住職と檀信徒、九州教区ご寺院賛同のもと支援金を勧募し、この度無事に霜田寺境内に遷座を行うことができました。旭に向かいそびえ立つ日蓮聖人銅像のご尊顔を拝することは、未来永劫にわたり殉難者の供養となり、檀信徒は改めて信仰の相続を確信する春となりました。