2018年3月1日
岐阜 自由研修「らかんG」
【岐阜】岐阜管区では、年に一度の地区当番制の自由研修「らかんG」を3月1日に開催した。本年当番の岐阜地区は市内にある多目的図書館メディアコスモスみんなのホールで「すべてはこんにちは!から始まる」と題し、講師に市内で一本焼き鯛焼専門店「福丸」店主であり、地域の活性に尽力されている森弘明氏をむかえた。教師、檀信徒、一般参加者あわせて200人の参加があった。
講演内容を踏まえて宗務所長からは、但行礼拝の姿がそこにあるのではないか。また当番地区協議員からは、これからの寺院のあり方、地域のあり方のヒントがあるのではと挨拶があった。
森氏の講演では鯛焼店を始めるまで、始めてからの山あり谷ありの話があり「商店街の中で3坪ほどの小さな店にとって一番大切のことは、まず人に気付いてもらうことだった。それが「こんにちは!」でした。」と話し、時には怖がられたり拒絶されたりしながら、いかに自分の「こんにちは!」が地域に馴染んでいったか、またそれが想像以上に多くの人を結びつけ、多方面に影響していったかのエピソードが紹介された。森氏の人柄もあり、会場は時折笑い声につつまれた。
講演を聴きおえた檀信徒は、一番印象に残ったのは「一人の人にずっと挨拶をし続けて一年後にやっと挨拶が返ってきた。続けることが大切」と話されたことです。自分もお題目を毎日真剣に唱えるようになって目的に向かって良い状態になっていくのを感じます。これからもこの状態が続くように毎日お題目を唱えていこうと思いましたと話し、別の参加者は、お互いに、やさしさ・思いやりの心を大切にしたいものです。残り少ない人生、お題目を唱えて皆様の幸福を祈りたいと思いますと話した。