オピニオン
2018年3月1日
還暦の同窓会で
出身小学校の同窓会がありました。会場に着くとなんとなつかしい顔が…。久しぶりに会った仲間たちと昔話、思い出話で盛り上がりました。面影がなく誰だか分からない人もいましたが、名札を見て「ああ、〇〇君か」「△△さんやね、なつかしいなあ」と声を掛け合いました。
とてもいい1日となりましたが、十数人が亡くなったことも知りました。病気、交通事故、自らいのちを断った人、生きていれば子や孫に会えただろうに、家族と幸せな人生を送っていいたかもしれないのに…。残念。思わず、亡くなった仲間の冥福と遺された家族の幸せを祈りました。
喜びも悲しみもあった1日でした。でも、それが人生。笑っているだけの一生もなければ、泣いてばかりいる一生もありません。一緒に笑う人がいて、悲しいときは寄り添って一緒に泣いてくれる人がいる。そんなありがたいいのちといのちのつながりのなかで、人は生かされているのです。
(福井県南部布教師会長・遠藤建峰)