2018年2月20日
東京東 田村宏祐上人の本葬儀
【東京東】江戸川区長勝寺(田村宏順住職)で2月20日、同寺第26世田村宏祐(智光院日乾)上人の本葬儀が長亮正師(神楽坂圓福寺住職)を導師に執り行われた。法縁・管内外有縁の僧侶並びに檀信徒約六百人が参列し増円妙道を祈った。遺弟の田村宏順師は謝辞で「師父は、住職に就任して以来、5年毎に寺観整備に取り組むと誓われ、本人の強い意志はもとより、総代をはじめ檀信徒の皆様にご協力を頂きながら、大事業を成し遂げられた。今後も山門護持の為、変わらぬご協力、またご指導ご鞭撻を頂きたい」と結ばれた。
田村宏祐師は昭和25年に立正大学仏教学部宗学科を卒業後、恩師の鈴木一成教授より命を受けて三年間、同大学の宗学科助手として勤務。32年に理想の幼児教育を目指し「橘幼稚園」を設立。43年に法燈を継承後、
山門・鐘楼堂建立、客殿新築、参道・駐車場拡張、茶室新築、墓地整備など寺観を整備。その間、日蓮宗特派布教師、日蓮宗教誨師会長、江戸川区仏教会会長、江戸川区保護司会会長などを歴任。藍綬褒章、勲五等瑞宝章、法務大臣表彰、江戸川区区政功労賞などを受ける。2月12日遷化。世寿92歳。