2018年2月19日
山梨3 第2回法華写経会
【山梨3】2月19日、南アルプス市桃園 蓮経寺(布教師会会長柏原啓修住職)に於いて、山梨県第3部布教師会による第2回法華写経会が開催された。
始めに、蓮経寺本堂にて法味言上し、信徒9名、布教師会会員4名の計13名が集まり写経が行われた。
布教師会会長は「日蓮大聖人がお書きになられた『諸宗問答抄』という御遺文に、『文字というのは一切衆生の心法があらわれた姿なのである』と、説かれております。我々の心は地獄の心、仏の心、様々な心がありますが、写経を行うにあたって上手い下手は関係ありません。お経文の一文字一文字はお釈迦様の魂であるということを理解し、しっかりと心根をもって写経を行っていただきたい。今回の写経会を通じて、少しでも心を落ち着かせ日々の生活に役立てて頂ければ幸いです」と、挨拶を述べた。
その後、布教師会会員松井智伸師より、「法華経には五種法師が説かれており、『受持』教法を受け持つこと、『読』読経すること、経文を見ながら読むこと、『誦』経文を諳んじる暗誦すること、『解説』仏法を人に説き伝えること、『書写』写経すること、経文を書き写すこと。これらの五つを実践し修行をする事により、身も心も清浄になり成仏へ繋がると説かれております」と、五種法師の功徳、写経に取り組む姿勢や心構え、書き方などの説明があり、参加者は緊張しながらおもむろに書き始めた。殆どの方が初めての経験であったが、一時間半、筆を休めることなく黙々と書き続け、最後には各々が家内安全、身体健全、先祖供養などの願いを書き記し、写経を終えた。
参加者は「初めて写経をしました。思っていたよりも難しかったが、書き終えた後は心がスッキリしました。また参加したいです」「普段筆を持ち字を書く機会が少ないので少し疲れましたが、とてもいい経験になりました。お経を読むだけでなく書写する事の大切さを知る事ができました。」と、感想を述べていた。