オピニオン

2017年12月10日

 すべての生きとし生けるものはお互いに生かし生かされています。自分の生命を知り、家族の力添えを知り、社会の仕組みを知れば、恩にゆきあたります。縁を感ずれば知恩に至るとも言えます。
 亡くなった人に別れを告げる人生最後の弔いの場。そのかたちが今、大きく変わりつつあります。家族葬という近親者のみで行う葬儀。ごく身近な肉親だけで火葬に立ち会うだけの直葬。かっては親戚、地域にとって一大イベントとして亡き人を送った葬儀の変化は、人と人のつながりの希薄化、縁の縮小を象徴しているようです。
 日本の住宅には縁側がありました。縁側は内と外をつなぐ開放的なコミュニケーションの場として機能していました。縁を結ぶ大事な場所だったのです。日本家屋に縁側が少なくなりました。「縁」「恩」は21世紀の人間関係を見直すキーワードではないでしょうか。そんな中で寺はどのような役割を果たせるのか考えさせられます。
(三重県布教師会長・冨田啓暢)

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