2017年12月4日
秋田 檀信徒研修会
【秋田】12月4日、日蓮宗秋田県伝道会(柴田寛彦会長)主催の檀信徒研修会が、秋田県ゆとり生活創造センター「遊学舎」に於いて開催され、管内教師、寺庭婦人並びに檀信徒約80名が参加した。
今回伝道会では、宗祖御降誕800年に向け、教師だけではなく、寺庭婦人、檀信徒が一体となって「写経」を推進していく為に本研修会が開かれた。また写経内容としては、御題目25遍・自我偈・宝塔偈の800文字とし、御降誕800年慶讃に合わせて作られた。
研修では、初めに写経についての講義があり、藤倉信行師(妙晴寺住職)、山田恵隆師(妙倉寺修徒)の両師が講師として写経の歴史や意義について話され、写経によってもたらされる功徳の重要性について説かれた。
その後の実践では、スラスラ書き進める方、1文字1文字ゆっくり書き進める方など様々見受けられたが、一様に真剣に取り組む様子で、休憩を挟んでの約1時間半集中して行なわれた。
最後に柴田会長からは「本日参加された方々は、写経をしようと志した時点で仏道を歩み始めている。それに加え、実際に会場へ足を運び、長時間集中して写経をされたことは非常に有意義である」とあいさつがあった。
また参加者からは「当初はただなぞり書きをすればいいと思っていたが、1字書き進めるごとにお経が自分自身に入り込んでいく感じがした。写経の大切さを学んだ今回をきっかけに、心の修行としてこれからも続けていきたい」とより一層信仰の決意がみられた。