全国の通信記事
2017年11月30日号
秋田 歳末助け合い唱題行脚
【秋田】日蓮宗秋田県青年会(小川大道会長)が主催する、恒例の歳末助け合い唱題行脚が11月30日、仙北市角館町妙教寺(阿部龍翔住職)を会場に行なわれ、当会の教師6名が参加した。
今回会場となった周辺は「みちのくの小京都」と呼ばれ、歴史ある武家屋敷や桜並木で有名な観光名所となっている。
行脚では、小雪が混じる中ではあったが、団扇太鼓の音や御題目の声を聞いて建物の中から外に出てきて合掌をする人の姿も多く見受けられ、「寒い中ご苦労様です」など労いの声も聞かれた。
尚、今回行脚中に集められた募金は日蓮宗あんのん基金に寄付される。
神奈川2・本山比企谷妙本寺に鈴木日敬貫首晋山
【神奈二】鎌倉市霊蹟本山比企谷妙本寺で十一月三十日、第八十二世鈴木日敬貫首の法灯継承式が行われ、僧侶檀信徒含め約三百名が参列した。
法要に先立ち、総門から総代世話人やお稚児さんとともに祖師堂へ向けて行列。檀信徒や比企谷幼稚園の園児らが見守る中、歩みを進めると、近所の方々や観光客も一緒になって新貫首の晋山をお祝いした。
鈴木新貫首は「責務の重、かつ大なるを痛感いたしております。志半ばで遷化された玉川前貫首のご遺徳のもと、そのご遺志を継ぎ、山門護持の為、宗門の為一生懸命精進してまいります。これからもご教導お力添え賜りますようお願い申し上げます」と述べた。
豊能立正身延会らが特別研修会
【大阪豊能】中央檀信徒研修道場修了者を中心に組織される豊能立正身延会(矢田利夫会長)・豊能声明師会(髙川豊行会長)共催の特別研修会『檀信徒のための仏事作法』が11月30日、能勢町圓珠寺(山下正淳住職)で開催され、僧侶檀信徒135人が参加した。
講師の上田尚教声明導師(京都山科区護国寺住職)は、平成18年に管内宗務所から発行された『供養の心としきたり』の本をテキストに、所作の意味や仏壇のお祀りの仕方、御本尊の解説等、檀信徒として知っておくべき大切なことを説明した。
少しの話も聞き漏らすまいと、真剣な面持ちでメモを取り、懸命に学んだ参加者。山下所長が始めの挨拶の中で語った「形を大事にすることで心を養い、その心で色々なことに接してほしい」という想いが結実する充実した研修会となった。